墓地不足の現況

都市部の人口動態と需要・供給ギャップから、近年の墓地不足を概観します。

東京都内の需要と供給のギャップ

東京都内では年間約2万基の墓地需要がある一方、供給はそれを大きく下回っています (※1)

人口動態の影響

厚労省によれば、高齢化の影響で、2020年の年間死亡者数は約138万人でしたが、2040年には165万人を超える見込みです (※2)

また、東京一極集中による人口流入も続いており、首都圏では22年連続で転入超過が止まりません。

このように都市部への人口集中は止まらず、墓地不足は今後もさらに逼迫することが予想されています。

死亡者数の推移

高齢化の進展により、死亡者数は長期的に増加傾向です。2005年からの推移を示します。

 
死亡者数(人) 備考
20051,083,418厚労省人口動態統計(確定数)
20101,198,662厚労省人口動態統計(確定数)
20151,290,444厚労省人口動態統計(確定数)
20201,372,755厚労省人口動態統計(確定数)
20211,452,289厚労省人口動態統計(確定数)
20221,582,033厚労省人口動態統計(確定数)
20231,599,263厚労省人口動態統計(確定数)
2030約1,650,000社人研「令和5年推計」
2040約1,680,000社人研「令和5年推計」

都立霊園の競争率の高止まり

例えば、令和7年度の都立霊園では小平霊園で26倍になるなど、毎年高い競争率となっています (※3)

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